2020年9月15日
2020 09 15 釣行記
潮汐率 88 水面温度 28℃ 少し濁りあり カワハギ アタリも無し(ボーズとも言う)
キス 35匹 20cm以上も多く大型化 最大26㎝
出港前、ハーバースタッフから、「今日は何を釣りますか?」と聞かれ、
「今日はカワハギをやってみようと思う。」と答えました。
6月にキス釣りの外道としてカワハギが釣れたことがありました。
そと海でやってた時も、キス釣りや、アラカブ釣りの時に、同じくカワハギが釣れたことが
ありました。
今まで狙ってカワハギを釣ったことはありませんでしたから、釣り方もポイントも分らず、
この夏の猛暑もあって、少し調べてみましたが、そこには、今までの知識では測りがたい
とんでもなく特化されたように見えるカワハギ釣りの世界がありました。
ポイントとしては、根まわりや、砂泥交じりの海底部で、東京湾の最深部でも一つの釣り
物として成立しているようですから、大村湾でも狙って釣ってうまくいくかもしれないと
思っています。
特化していると感じたのは、まず使う道具類。
1対9といった極端な先調子の竿。よく釣りをする人も、こんな極端な先調子で使いにくい
竿は持ってないと思います。
ふところが大きく開き、針先だけにネムリが入った、いびつな格好の鈎。
胴突きだけど、間隔が狭く、一定ではない枝針間。
枝針の長さはだいたい5~7㎝くらいという短さ。
仕掛けのうち中錘は普通だけど、集寄といわれる、にぎやかなチンドン屋の旗指し物の
ようなキラキラして派手な色がついたり、磨き上げられた金属板がついているモノ。
ある仏教宗派の坊さんが持ってる払子のようなモノ。
それに餌はアサリ、しかも出漁前に殻から剥くらしい。
釣り方に至っては、なんと言えばいいか、ユーチューブ情報ですが、近くに魚がいるよう
だから静かにして仕掛けを動かさないという考えは、普通に正しいと思いますが、
カワハギには通用せず、せわしなく動かして、寄ってるカワハギが餌が動いて食べれない
ように、じらせるだけじらして、次に突然静止して、多分、はずみで深く食う、これを期待
したと思えるような、とてもマニアックな釣り方です。
どうもカワハギはピカピカキラキラの世界が好きなようです、そのうちネオンみたいな
飾り(道具?)もできるかもしれません。それに近くで何かがガチャガチャ動いてもあまり
動じない、かえって、興味を示すような大胆不敵な面も持っているんでしょうね。
とにかく面白いし、ビックリしました。
エギを初めてみた時や、インチクやタイラバを初めて手にした時に似た感覚でした。
カワハギを寄せて釣るためには、こんなに奇抜で特殊なものが必要で、その種類も多いし、
釣り方も変わっているし、ということは、とにかくカワハギの捕食行動はかぎりなく上品
で静か、振動も弱く音は出ない。。。しかし、大胆なとこもある。。。カワハギ釣りの
要素全般に、これらの特性が反映されていると思いました。
少なくとも、置き竿で釣れる魚ではないようです。
一つの釣りとして成立しているし、釣り道具や、釣り方も、先人の試行錯誤の上で
今の形が形成されているんでしょうね。。。?
釣りの世界はルアー釣りなど、一部を除くと、魚とやりとりする現場がほとんど見えない
からこそ楽しい妄想も抱くことができます。
多分それこそが ”The 釣り”ではないかな、と、思います。
くれぐれも自分が釣られないように注意して楽しむことにします。
調べて少しわかったらやってみたくなる性分ですが、とりあえず鈎だけ付き合いました。
キス釣りで釣れたんだから、餌はイソメで十分。竿はアラカブを釣る固いのでいいだろう。
道具を揃えて、型どうりやるとなると竿など結構高価で餌の準備はかなりうるさい。
これでうまくいったら、『カワハギを釣る』という意思だけあれば足りる。
・・・で 今日の出漁のおり、スタッフに聞かれて答えたんです。
「今日はカワハギをやってみようと思う。」
堪え性・・・仕事に段落をつけてからはどこかに消えていった概念。
でも、1時間半はもちました。こらえました。
居ない場所で釣ってたと思うことにして、次回を期すことにしました。
キスは乗っ込み終盤かな、この度の台風などの影響か、新しく大型の群れが入ってきてる
ようです。今日は潮が良く動いたためか、移動が速い気がしました。
次はカワハギ釣りを!
と言われていたので、有言実行で、ますますファンになりました
YouTubeで釣り方を勉強されていることも何だか親近感が涌くというか
朝晩冷えてきましたが、昼間は暖かい!…暑い時もあり…なので、また続けて出港してほしいなぁと
1人わくわくしてる私がいます(笑)
次回の釣果も楽しみです♪